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劇団東演
「獅子の見た夢
-戦禍に生きた演劇人たち-」
2025年4月23日(水)18:30開演
けんしん郡山文化センター中ホール
原作:堀川惠子(講談社文庫)
脚本:シライケイタ
演出:松本祐子
出演:星野真広、能登剛、南保大樹、豊泉由樹緒 ほか



戦争一色のなか、自由を奪われ、検束の危険を冒しながら、それでも芝居をやり続けようとした新劇人たち。
劇作家・三好十郎、俳優・丸山定夫、演出家・八田元夫らが炎のように向かった先は…。
あらすじ
1945年(昭和20年)8月下旬、八田元夫は世田谷・赤堤の三好十郎宅に広島からやっとの思いでたどり着いた。
大事に抱えてきた風呂敷包みの中には丸山定夫の骨壺があった。
あの惨劇からまだ三週間もたっていない。
挨拶もそこそこに骨壺を前に、二人は言葉少なに稀代の名優を偲び、まずい酒を酌み交わす。
突如男の声が割って入ってくると、時は前年(昭和19年)の秋にさかのぼる。
丸山定夫はしきりに八田元夫を「苦楽座」の演出家として、一緒に芝居をやろうと土下座までして説得をする。しかし数年前検挙投獄されて以来、演出家登録は取り消されていて、鑑札が無ければ演劇活動は出来ないのだ。それでも丸山定夫は諦めない…。
一方、戦局がますます厳しくなるなか、苦楽座も大政翼賛会・日本移動演劇連盟に参加しない限り芝居を続けられない状況に追い込まれていた。せっかく創りあげてきた芝居もこのままでは上演できない…。
「僕は芝居がしたい、したいんです」
「それしかお芝居やれる手段がないんですよね?」
やがて皆の心は一つとなって、広島へと向かうのだった…。
キャスト
豊泉由樹緒、能登剛、南保大樹、奥山浩、星野真広、原野寛之、小泉隆弘
中花子、三森伸子、古山華誉、宇坂ひなの、橘麦、羽生直人、常深怜
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