top of page


オペラシアターこんにゃく座
「オペラ 森は生きている」
2025年11月26日(日)18:30開演
けんしん郡山文化センター中ホール
原作:サムイル・マルシャーク
訳:湯浅芳子
台本・作曲:林光
演出:眞鍋卓嗣
.jpg)
.jpg)
.jpg)
あらすじ
新しい年を迎える大晦日、わがままな女王が、四月に咲くマツユキ草がほしいと言い出したために、国中は大さわぎ。ほうびの金貨に目がくらむ継母のいいつけで、マツユキ草を採ってくるようにと一人の娘が真っ暗な森に追いやられます。そこでは十二月の精たちがたき火を囲んで新年の儀式の最中でした。 娘の話を聞いた四月の精は、他の月たちに頼んで一時間だけ「時」をゆずってもらいます。そうして娘が手に入れたマツユキ草を渡された女王は、自らマツユキ草を摘むために吹雪の森へと出かけます。しかし、そこで待ちうけていたものは……。
解説
オペラ『森は生きている』は1992年の初演以来、毎年上演を重ねているこんにゃく座の代表的なレパートリ―のひとつです。これまでに1992年岡村晴彦、2005年高瀬久男(文学座)、2012年大石哲史(こんにゃく座)、2021年眞鍋卓嗣(劇団俳優座)が演出を手がけています。
ロシアの民話を元にサムイル・マルシャークがこの物語を書きあげたのは今から約80年前のことです。当時の時代背景も影響し、マルシャークは子どもたちのために児童文学の執筆に力を入れていました。(マルシャークは戦争で犠牲になった子どもたちを救援する仕事に、ある時期携わっていました。)
ファンタジーでありながら自然や人間の本質を描いたこの物語は、林光作曲の生き生きとした音楽と結びつき、子どもから大人まで多くの人を魅了してきました。
演出の眞鍋氏は作品の本質に立ち返り、自然の理と対峙する登場人物の姿を通して、新たな角度で「今」を照射するオペラへと仕上げました。
歌役者による生の歌声とピアノの音色、色鮮やかな衣裳、美しい舞台セットと照明効果によって、観ている人たちを一瞬にして物語の世界へ誘います。オペラ『森は生きている』は時代を経ても色褪せない、舞台作品の醍醐味にあふれています。
bottom of page